【構築経緯】
S13、S14でサーナイト構築で潜っていた時に、相手の耐久振りカミツルギが強すぎたために自分でも使ってやろうと思い構築を組んだ。
【個別解説】
カミツルギ@イアの実
性格:慎重
特性:ビーストブースト
技:リーフブレード 聖なる剣 剣の舞 見切り
実数値:165-201-151-x-91-131
努力値:244-0-0-0-252-12
S:準速カメックス抜き
本構築のエースとして採用したポケモン。耐久に厚いカミツルギは突撃チョッキが主流である。しかしリザードンやヒードランの前で守れないこと、カミツルギは覚える技の威力が低めであることから火力への不安があった。そこで、HD全振りで耐久力を上げ、剣の舞で火力を上げることをまず決定した。続いて攻撃技としてリーフブレードと聖なる剣を採用した。リーフブレードはタイプ一致攻撃技であり、かつ急所で威嚇を無視できること、聖なる剣はガオガエンへの打点として必要であった。スマートホーンに関しては打ちたい相手がサーナイトやカプ・ブルルであるが、サーナイトはスマートホーンを警戒して威嚇サイクルや守るでお茶を濁してくるため、その間に剣の舞を積むことができればリーフブレードで十分であると判断。カプ・ブルルはグラスフィールドで草技の火力が上昇するのでこちらもリーフブレードで十分であると考えた。残り一枠に格闘Zを警戒してもらえるため見切りを入れた。持ち物は耐久をさらに上がるためのイアの実。
なおHDは無振りトドグラーとほぼ同値と考えると非常にわかりやすい。
性格:せっかち
特性:威嚇→スカイスキン
技:捨て身タックル ハイパーボイス 追い風 守る
実数値:179-155-90-130-132-158→179-165-135-140-142-180
努力値:68-0-0-0-252-188
一昔前に大流行した有名な型のメガボーマンダ。カミツルギががっつり耐久に努力値を割いている関係上S操作ができるポケモン、特に追い風ができるポケモンが必要であったことから、カミツルギが苦手なリザードンに強く、耐久力があり確実に追い風展開ができるボーマンダを採用した。アタッカーと言うよりは火力のあるサポーターであり、カミツルギの圏内に入れること、カミツルギの撃ち漏らしを刈り取る運用をした。そのため最大打点である捨て身タックル、威嚇を無視して相手全体に攻撃できるハイパーボイスを攻撃技として採用。ハイパーボイスは威嚇を食らっても置物になり辛く非常に強かった。
ミロカロス@オボンの実
性格:図太い
特性:勝ち気
技:熱湯 凍える風 自己再生 守る
実数値:202-x-144-121-145-101
努力値:252-0-252-4-0-0
HB:補正無しA252振りカミツルギのリーフブレード確定耐え
カミツルギに威嚇を撒かれ、剣の舞を積んだ後の制圧力が低下するのを嫌い採用した。そのため攻撃性能は求めておらず、場持ちの良さを優先したためHBを厚くしている。ミロカロスがパーティにいるだけで相手の威嚇持ちの選出を抑えることができるために、選出回数自体は低かった。技構成は素早さ操作のための凍える風、タイプ一致の熱湯、場持ちの良さを高める自己再生と守る。ウイの実などは発動機会が少なく感じ、アタッカーではないためビビリ玉も必要ないためにオボンの実としている。
ガオガエン@フィラのみ
性格:慎重
特性:威嚇
実数値:200-135-113-x-156-80
努力値:236-0-20-0-252-0
HD:無補正252振りカプ・テテフの気合玉Z確定耐え
ダブルバトル界最強のポケモン。ボーマンダがメガシンカすると威嚇を失い、ガオガエン一体で威嚇を回す必要があることから耐久に全振り。Dを154(11n)で止めずに極振りにする事で無補正252振りカプ・テテフの気合玉Zが確定耐えになる。
カプ・コケコ@電気Z
性格:臆病
特性:エレキメイカー
実数値:145-x-105-147-96-200
努力値:0-0-0-252-4-252
ここまででまだリザードンとサンダーが重いので、そいつらを上からしばき倒すために採用。ボルトチェンジで相手をカミツルギやボーマンダのハイパーボイス圏内に入れつつ盤面操作をすることができる。技構成、持ち物はごく一般的なもの。
トリトドン@バンジの実
性格:冷静
特性:呼び水
技:大地の力 ヘドロ爆弾 自己再生 守る
実数値:217-x-88-136-124-39(最遅)
努力値:244-0-0-92-172-0
C:無振りカプ・コケコを大地の力で確定一発
電気タイプ、トリックルームがキツすぎるので入れた。威嚇持ちのガオガエンやランドロス、ボーマンダなどに強いため、実質的に電気無効のミロカロスの様なポケモン。技構成はカプ・コケコを確殺できるタイプ一致の大地の力、場持ちを上げる自己再生と守る。トリトドンがランドロスやボーマンダに強いのは冷凍ビームがあるからだが、このトリトドンは冷凍ビームを覚えていない。絶対にヘドロ爆弾よりも冷凍ビームの方がいいし、ヘドロ爆弾より冷凍ビームが欲しい場面の方が遥かに多かったが、育成済み個体の技構成が何を思ったかこれであり、技を変えるのが面倒であったためこのままとした。相手が勝手に冷凍ビームを警戒してくれるためまあいいだろうという感じ。一応ヘドロ爆弾は毒を撒ける技なので使いどころがないわけではない。
【選出】
特にこれと決まった選出はなく感覚でその都度決めた。
基本選出
先発ボーマンダ+カプ・コケコ
カミツルギの剣の舞はほぼほぼ警戒されないので、成功すると相手がびっくりして降参してくれたりする。
【雑感】
1900チャレンジで負けたのがまだまだという感じ。瞬間一位は何度か取れたので弱くはない構築だったのであろうと思う。