【構築経緯】
サーフゴーで悪巧みを積んでゴールドラッシュを撃ち続けるのがどう考えても強いだろうということから構築を組み始めた。そして、サーフゴーのサポート役には、フレンドガードで、かつ、この指止まれを覚えるイッカネズミが適しているだろうと考えた。
また、イッカコノヨ構築に勝ちたかったため、そこに勝てるような構築にしたかった。イッカネズミはサーフゴーに飛んでくる憤怒の拳をこの指止まれで吸うことができ、ビルドアップ型の場合はアンコールで縛ることができることから、イッカネズミ+サーフゴーは非常に適していると考えた。
【個別解説】
サーフゴー@メタルコート
テラスタイプ:ゴースト
性格:控えめ
特性:黄金の身体
技:シャドーボール ゴールドラッシュ 悪巧み 守る
実数値:191-x-115-172-111-136
努力値:228-0-0-28-0-252
本構築のエース。また、このルールではそこまで多くない特殊アタッカーであり、本構築でも唯一の特殊アタッカー。技構成はタイプ一致のメインウェポンとしてゴールドラッシュとシャドーボール、火力を底上げするために悪巧み、集中で落とされることを嫌い守るとした。パワージェムがあるとウルガモス等への遂行速度を上げることができるが、切る技もないだろう。
耐久に数値を割き、かつ、イッカネズミのフレンドガードと組み合わせることで、一撃で倒されづらくなり、悪巧みを悠々と積むことができる。また、悪巧みはできれば2回積みたい。守るなどで凌がれつつゴールドラッシュのデメリットで特攻が下がることで、受けが成立してしまうからである。
持ち物は特に持たせたいアイテムもなかったためゴールドラッシュの威力が上がるメタルコートとした。
テラスタイプはゴーストである。相手のガブリアスの地震のダメージを軽減し、かつ、タイプ一致テラスタルとしてシャドーボールの火力をあげゴールドラッシュでは打点が足りないウルガモス等に対する圧力をあげることができる(テラスピースが不足しているとかそういう事は言ってはいけない)。
イッカネズミ@ゴツゴツメット
テラスタイプ:ノーマル
性格:腕白
特性:フレンドガード
技:フェイント 挑発 アンコール この指止まれ
実数値:181-95-134-x-96-131
努力値:252-0-252-0-4-0
サーフゴーを出来るだけ長いターン生存させたいため、耐久に振り切ったイッカネズミを採用した。
技構成は、サーフゴーへの攻撃および相手のイッカコノヨの袋叩きを吸うためのこの指止まれ、サーフゴーのゴールドラッシュ警戒に対するワイドガード対策としてのフェイント、相手のコノヨザルがビルドアップを積んできた時に刺さるアンコール、パーティとしてトリックルームに弱めなので挑発とした。アンコールが非常に強く、初手の追い風に対して打ったり、オーロンゲの壁に対して打ったりすることで、サーフゴーが悪巧みを安全に積むことができるようになる。
持ち物として、ゴツゴツメットを持たせた。気合いの襷を削れたり、相手のアタッカー型のイッカネズミが自滅していったりして面白い。
ヤミカラス@進化の輝石
テラスタイプ:悪
性格:穏やか
特性:悪戯心
技:イカサマ 挑発 追い風 黒い霧
実数値:162-x-82-x-88-111
努力値:212-0-156-0-140-0
イッカネズミが倒れたあと追い風をして上から殴ることができれば強いのではないかという考えの下、悪戯心で確実に追い風のできるポケモンとして採用した。気休め程度に寿司構築に牽制もできる。ということで、追い風と黒い霧は確定。残りの2枠にはダメージソースとしてイカサマ、無難に使えそうな挑発を選択した。とはいえ、マスカーニャ、ドドゲザン、サザンドラ、オーロンゲ、はたまたヤミカラスなど悪タイプの多い環境下では挑発も使い勝手があまり良くなかった。そのため、挑発の枠は、凍える風やバークアウト等に変更しても良いかもしれない。
また、ヤミカラス自体にパワーがないため、置物になることも多い。結局、あまり多くは選出しなかったので、追い風要員ならファイアローあたりを組み込んでも良かったかもしれない。
なお、努力値配分については、耐久指数が最も高くなる配分を適当に調べてそれに従ったが、その辺については無知であるので正しい配分である自信はない。
マリルリ@神秘の雫
テラスタイプ:フェアリー
性格:意地っ張り
特性:力持ち
実数値:207-112-100-x-100-71
努力値:252-252-0-0-0-4
サーフゴーを受けるために炎テラスタルしてきた相手を詰めるために採用。
技構成はタイプ一致技としてのアクアブレイクと戯れつく、先制技としてアクアジェット、そして、守るとした。
持ち物は、アクアジェットの打点を上げるための神秘の雫。
コノヨザルやサザンドラが面白いように炎タイプになるので、刺さることが非常に多かった。
マスカーニャ@気合いの襷
テラスタイプ:草
性格:陽気
特性:新緑
技:トリックフラワー 叩き落とす 不意打ち 守る
実数値:151-162-90-x-91-192
努力値:0-252-0-0-4-192
このポケモンを入れないと寿司構築に圧力をかけられないため採用した。
簡単に失いたくないポケモンであるため持ち物は気合いの襷とし、また、草タイプを失うとモロバレルやウルガモスに攻撃を吸われることで、ヘイラッシャに攻撃を当てる前に処理されてしまう危険性が上がるため変幻自在ではなく新緑で採用している。
技構成について、トリックフラワーと叩き落とす及び守るは確定として、不意打ちの枠は要検討か。相手のマスカーニャがやや重いため、戯れつくや蜻蛉返りでも良いかもしれない。
ドドゲザン@突撃チョッキ
テラスタイプ:悪
性格:意地っ張り
特性:負けん気
技:ドゲザン アイアンヘッド 蹴手繰り 不意打ち
実数値:207-205-141-0-105-0
努力値:252-252-4-0-0-0
ここまでで、相手のサーフゴーの攻撃をどうやって受けるんだという問題があったため採用した。そのため、出来るだけ相手のサーフゴーからのダメージを抑えたかったので突撃チョッキを持たせた。
技構成はタイプ一致技としてドゲザンとアイアンヘッド、相手のドドゲザンへの打点としての蹴手繰り、強力な先制技の不意打ち。
相手のドドゲザンも蹴手繰りを持っていた場合、素早さ関係がモノを言うのでもっと素早さを上げるべきだったと思う。
なお、ドドゲザンに関しては、不意打ちのリーチが伸ばせるため、テラスタイプ悪が強いと考えている(やっぱり、テラスピースが不足していたんじゃないかとかそういう事は言ってはいけない)。
【選出】
・基本選出
先発イッカネズミ+サーフゴー
後発マリルリ+@1
【雑感】
構築経緯通り、イッカコノヨ構築には非常に高い勝率となった。
最終日は予定があり潜れなかったが、シーズン終盤には体感イッカコノヨが減り、また、増加したカイリューには勝てないため、潜れなくて助かったのかもしれない。それでも、ある程度の順位で終われたことはよかったと思う。