【構築経緯】
メガ進化ポケモンとしてガルーラが多くを占めていることから、ガルーラに強いエースを採用しようと考えた。そこで、威嚇を撒けること、ガルーラのメインウェポンを半減で受けられることからクチートの採用を決定。以下、相性の良いポケモンを採用したつもりである。
【個別解説】
クチート@クチートナイト
性格:勇敢
特性:威嚇→力持ち
技:じゃれつく アイアンヘッド 炎の牙 不意打ち
実数値:157-150-106-x-75-49→157-172-146-x-115-49(最遅)
努力値:252-252-4-0-0-0
このパーティのエースポケモン。トリル下での運用を主に考えていること、不意打ちを打てることから最遅での採用。パーティ単位で鋼タイプ、特にナットレイが重いので炎の牙を採用。最大威力としてじゃれつく、命中安定としてアイアンヘッド、先制技として不意打ちはいずれも必須。そのことからも、またトリルターンの無駄な消費を防ぐことから守るは切っている。守りたいシーンはあまり多くなかったので技構成はこれで正解だと思っている。
カプ・コケコ@電気Z
性格:臆病
特性:エレキメイカー
技:10万ボルト マジカルシャイン 目覚めるパワー氷 守る
実数値:145-x-105-147-96-200
努力値:0-0-0-252-4-252
トリックルームを張れていない時に上から制圧するポケモンとして採用。また、このパーティでは、トリル下でクチートよりも速く動ける最遅モロバレルの対処が難しいので、キノコの胞子を止めることのできるエレキフィールドを張るためにモロバレルがいれば選出必須。持ち物はエレキフィールドか以外での低い火力を補うために電気Z。技はクチートの苦手なランドロスに少しでも強く出られるようにするため、目覚めるパワー氷を採用。命中安定かつ電気Zの元技として10万ボルト。タイプ一致全体技としてマジカルシャイン。ランドロスの地震を打ちやすくするために守るを採用。試合序盤で相手を削るか、試合終盤のスイーパーとして相手のパーティに合わせて使用した。
ランドロス@突撃チョッキ
性格:陽気
特性:威嚇
技:地震 岩雪崩 叩き落とす 馬鹿力
実数値:165-177-110-x-100-157
努力値:4-252-0-0-0-252
このルールで採用しない理由のないポケモン。クチートの苦手な地面タイプの攻撃を透かせることや炎タイプポケモンに対して強く出られることも大きい。技構成はタイプ一致最大火力として地震。対リザードン、ウルガモスに対しての打点、また困った時の怯み狙いから岩雪崩。カビゴンの半分回復きのみとポリゴン2やラッキーの進化の奇石を叩くために、叩き落とす。対バンギラス、ガルーラの馬鹿力。技の打ち分けが出来ないランドロスは弱いと思っているため、また 技構成上、守るを採用していないこと、場持ちを良くすることから持ち物は突撃チョッキ。ランドロスにそこまでの火力を求めていないことや、相手のランドロスのスカーフ判定をしたいことなどから最速。
ポリゴン2@進化の奇石
性格:控えめ
特性:ダウンロード
技:冷凍ビーム 10万ボルト 自己再生 トリックルーム
実数値:191-x-110-143-144-80
努力値:244-0-0-36-228-0
トリックルーム要員として採用。トリックルームを張ったあとに置物にしたくないことから少しでも火力を上げるチャンスが欲しかったので特性はダウンロード。技構成はクチートの苦手なランドロスの対処のために冷凍ビーム。カプ・コケコと合わせて火力を上げることが出来るため10万ボルト。場持ちを良くするための自己再生。そして採用理由のトリックルーム。相手はトリックルームを張らせないためにこいつを集中してくることが多かったので守るが欲しかったが、技スペースがなかったので採用出来なかった。サイクルを回して大切に扱って欲しい。
オニシズクモ@フィラの実
性格:勇敢
特性:水泡
技:アクアブレイク 虫食い ワイドガード 守
実数値:175-134-112-x-153-42(最遅)
努力値:252-252-0-0-4-0
ここまでで雨パに対して、ポリゴン2を強引に突破されるとどうしようもないので雨パ対策としての採用。クチートに次ぐ、第2トリルエースとしても活躍出来る。が、雨始動要員がペリッパーだと途端にきつくなるので注意。技は基本アクアブレイクをぶっ放しておけばいいが、カビゴンとクレセリアを見たときは半分回復きのみだとトリックルームターンを凌がれる可能性が高まるので、とりあえず虫食いを打つ。残りはクチートを地震、熱風から守るためにワイドガード。最後の技は守るを採用したが、特に採用理由もないので対クレセリアに毒々でもいいかもしれない。持ち物は持ち前の高耐久を生かして殴り合いに強くするためにフィラの実。
水ロトム@オボンの実
性格:控えめ
特性:浮遊
技:10万ボルト ハイドロポンプ 鬼火 守る
実数値:157-x-127-172-128-106
努力値: 252-0-0-252-4-0
地面弱点が2匹いるため、浮いたポケモンを増やしたい、雨パ、特にペリッパーへの対策が薄い、物理に対して鬼火を撒きたい、という要望を一手に担ってくれたポケモン。ただ、数値自体があまり高くなく選出率は低かった。水2匹、電気2匹ということからも、改良を加えるならこの枠か。ドロポンをしっかり当てる子、偉い。
【選出】
対CHALKレヒレ
先発カプ・コケコ+ポリゴン2
後発クチート+ランドロス
相手はガルーラ+カプ・レヒレで入ってくることが多かったのでカプ・コケコの電気Zを容赦なくレヒレにぶっ放しながら、ポリゴン2でトリックルームを仕掛ける。CHALKレヒレ相手にはコケコは雑に扱っても問題ない。ヒードランの突破のためにランドロスは大切に扱うこと。
対ウルガモス入りCHALK
先発ランドロス+ポリゴン2
後発クチート+オニシズクモ
ウルガモス+レヒレorガルーラの先発を喰らうことが多かった。ランドロスで岩雪崩をしながら、ポリゴン2でトリックルームを仕掛ける。 ウルガモスの処理、もしくはトリックルームの展開のどちらかが出来るとかなり有利に試合を進められる。
対リザードンスタン
先発カプ・コケコ+ランドロス
後発ポリゴン2+@
クチート処理のために、リザードンはほぼほぼ先発で出てくる。なので意地でもリザードンを止めるような先発2匹を並べ、10万ボルトをリザードン、岩雪崩の攻撃でリザードンを動かさせてはいけない。
対雨パ
先発クチート+ポリゴン2
後発カプ・コケコ+オニシズクモorロトム
どの形の雨始動役、雨エースであっても初手はポリクチで問題ない。相手はトリックルーム阻止のためにポリゴン2を水Z+@で突破してくることが多かった。こちらは初手で、ポリゴン2をオニシズクモに引く。雨始動役がペリッパーならクチートの攻撃はペリッパーへ。ニョロトノなら雨エースへ攻撃する。
対ナットレイ入り雨パ
先発オニシズクモ+ポリゴン2
後発クチート+ロトムorカプ・コケコ
ナットレイに対する安定した打点がクチートの炎の牙程度なので、クチートを無駄に消耗させないために後発に置く必要がある。トリックルームや守る持ちのポケモンで雨ターンをしのぎつつ、ナットレイ以外のポケモンを駆逐する。
対エルテラ
先発カプ・コケコ+クチート
後発ランドロス+@
基本無理。テラキオンにスパーキングギガボルトを決められると良いが、結局はテラキオン守る、エルフーン追い風との択。対エルテラの初手の択負けは試合の負けとイコールである。
【雑感】
初めてダブルレート100位以内に入ることができました。6シーズンでサンムーン環境は最後ですが、もっと上のレートを狙えればと思います。質問等があればコメント欄にお願いします。
【QRパーティ】
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/sm/BT-4E77-97A3